玉手商店

古くから飯坂の人たちによって食べられていた温泉玉子は、大正時代にラヂウム玉子と名付けられ、飯坂温泉のお土産として販売されました。

63～70℃の元素ラジウムを含む源泉に１時間以上つけることで出来上がるラヂウム玉子の特徴は、

白身がトロトロで、黄身は丸く固まりねっとり濃厚な風味です。

そのままでもほのかな温泉の風味がしますが、ごく少量のお塩かだし醤油などかけて食べたり、ご飯や味噌汁、麺やパスタ、サラダのトッピングなどにもオススメです。

また、2023年に文化庁の地域に根付く食文化の「100年フード」に認定されました。

玉手商店は明治時代から塩やタバコ等の専売品を扱う雑貨店でした。

大正時代になって祖父・玉手正六が、飯坂温泉の源泉で作った温泉玉子に

「ラヂウム玉子」と名付け販売を開始しました。

祖父が「飯坂の源泉で作る温泉玉子はすべて一緒だから、商標登録はせず、みんなで作って飯坂温泉土産として販売する」としたことで、

現在も10軒以上が飯坂ラヂウム玉子を製造・販売しています。

100年以上作り続けられている自慢の加工食品であり、日々の食卓に脈々と受け継がれている地域の味です。

これからも「100年フード」として、時代や地域を越えてたくさんの繋がりを積み重ねていきます。

店主　山野紀子

当店では手土産に便利な4個・6個入りパック、

ご家庭用の10個入りパックのほか、贈答用化粧箱10個入りをご用意しております。

常温で2週間位保存ができます。

営業時間

10:00～12:00 / 16:00〜18:00

定休日

毎週水曜日 / 第3木曜日